言い聞かせてひとりごと
コロナ禍になって2年以上。さすがにつらくなってきた。整理もそこそこに書いてみる。
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世の中は動いている。
遮るものが増えた日々でも人と人は出会って信愛を結んでいる。
わたし?
わたしは変わらず日々を送る。
失いもしない、得ることもない。
遠くはなれた友人ともご無沙汰。
推しのライブも
推しチームの観戦も
行ってない。
わたしは動いていない。
世の中は動いている。
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どこかで歯車と、レール上の世界を動かさなきゃならない。
先駆者がいないと世の中はしぼむばかり。わかっている。
いつそこに紛れ込んで動力となるべきなのか
平凡なわたしのわたしたるタイミングがわからない。
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わたしかもしれないあなたへ。
苦虫噛み潰したような表情で
泣きそうな表情で
いまこの瞬間、横たわっているわたしかもしれないあなた。
この敗北感はどこから来るのだろうね。
うすいブランケットも蹴飛ばすほど暑いのに
身体の芯がかじかんでいるのはどうしたらよいのだろうね。
わかっているのは
今晩中の答えは出ないってこと。
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この不気味な寒気の不快感はしばらくつづきそう。
世の中は動いている。
歯車軋ませ滑走する世界。
わたしはそこにいない。
線引きがされて異なる世界に。
◆◇◆◇◆◇
わたしは横たわったまま弛緩する。
世界と異世界を結ぶために目を閉じた。
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